中古マンションはリースバックで売却可能？一戸建てとの違いや注意点を解説

今住んでいる中古マンションを売却して、あらたに賃貸物件へ住まいを移そうと考えていても、思っているような物件が見つからず困っている方も少なくはありません。
そんなとき、1つの選択肢としてリースバックを検討してみるのも良いかもしれません。
そこで今回は、そのリースバックについて中古マンションの利用はできるか、また一戸建てとの違いや注意点なども解説します。

中古マンションでも売却にリースバックを利用できるの？

リースバックとは、自宅を一時的に業者に売却し、そのあと業者と賃貸借契約を結び、家賃を支払いながらそこに住み続ける制度のことです。
この制度を利用することでまとまったお金を手に入れつつ、住み慣れた家に老後も留まることができます。

老後の生活を考える中で、この制度を採用する人々が増加しています。
ただし、すべての物件が対象となるわけではなく、業者や地域によってはマンションが利用不可となっている場合もありますので、事前の確認が必要です。
また、利用が可能な場合でも、一戸建てに比べて審査基準が厳格な場合がありますが、逆に言えば審査を通過すれば利用が可能となります。

▼この記事も読まれています
不動産買取でよくあるトラブル事例や解決策・回避方法を解説

リースバック利用時の中古マンションと一戸建てとの違いについて

両者の違いとして、まず中古マンションは集合住宅であるため、現地調査を不要とする業者が多く、リースバックの査定や買取が比較的早く進みます。
現地調査はあまり重要視されませんが、代わりに築年数が重要視される傾向があり、その理由は一戸建てよりも資産価値の下落が緩やかだからです。
中古マンションは立地が良い物件が多く、利用者の退去後に投資物件として売り出せるメリットがありますが、管理費や修繕積立金が課題になるケースも考えられます。
一方、一戸建てについては、建物と土地を別に考える必要があり、建物は経年により資産価値が下落しますが、土地に関しては経年による下落はありません。
つまり、利用者の退去後に建て替えや更地にして売りに出せるため、建物の資産価値がない場合でも、投資物件としての価値が高いと見られています。

▼この記事も読まれています
駅近の中古マンションが売却しやすい理由や高く売るコツとは？

中古マンションをリースバックで売却する際の注意点

リースバックをおこなうと、それまでの所有者が賃借人となり、管理組合から外れる必要があり、総会などでの参加権・議決権が消失します。
駅に近いなどの立地条件によっては審査に通りやすくなり、売却価格が高くなる傾向があります。
築年数やリフォームの有無も関係するため、これも注意点の一つです。

▼この記事も読まれています
不動産売却の告知書とは？告知書の必要性と記入時の注意点をご紹介

まとめ

リースバックは住み慣れた自宅を手離さずに売却できる方法として注目されています。
ただ中古マンションの場合は、扱う業者が少ないため利用可能なところを探す手間が必要です。
また、総会の議決権などがなくなるなど注意点については把握しておきましょう。
南アルプス市の不動産の売買は南プス不動産相談窓口へ。
お客様のご希望に真摯にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。