南アルプス市が登録されたユネスコエコパークについて徹底解説
2014年6月12日に、スウェーデンで開催された第26回MAB国際調整理事会にて、正式に南アルプス市がユネスコエコパークに登録されました。
この記事では、ユネスコエコパークとはどのようなものか、くわしく解説します。
これから南アルプス市に住まれる方は、ぜひ知っておきましょう。
南アルプス市が登録されたユネスコエコパークの機能とは
3つの機能と地域が設けられています。
以下でそれぞれ確認し、エコパークとはどんなものか見ていきましょう。
ユネスコエコパークとは
生態系を保全しつつ、持続可能な発展をすることを目的として、ユネスコの自然科学セクターが事業の一環としておこなっているものです。
地域の豊かな生態系や生物の多様性を保全し、文化的、経済的な発展を目指しています。
ユネスコエコパークの3つの機能
以下の3つの機能があり、個々の機能は独立ではなく、相互に強化する関係になります。
●保存機能:生物多様性を保全する
●学術的研究支援:持続可能な発展のための科学的な研究や教育を提供する
●経済と社会の発展:国内外のモデルとなる自然環境の保全と調和した持続の発展をする
ユネスコエコパークの3つの地域
次の3つの地域があります。
●核心地域:多くの動植物を生育するために長期的に保全される地域
●緩衝地域:バッファーとしての機能や実験的研究、教育や研修など、自然の保全と人々発展の調和への理解を高める目的として、将来の担い手の育成などを実施している地域
●移行地域:人々の居住地域で、地域社会発展のモデル地域として自然環境の保全と経済的発展の調和を実施している地域
ユネスコエコパークに登録された南アルプス市の特色
3県10市町村の地域が地域間交流を拡大し、自然の恩恵を受けた地域づくりをおこなっていることが特色です。
ライチョウや、赤石岳をはじめ南アルプスを形作っている3,000m級の大きさの山が並ぶ山岳景観など、貴重な動植物の生息地が多くあります。
国立公園にも指定されており、自然保護のため法的にも厳しく保護されている地域です。
古来より続く大鹿農村歌舞伎やカヤックツーリング、豊かな水資源を利用した稲作など、自然環境と調和した農業や、歴史を生かした活動が盛んであることも特色です。
登録された後、登山を愛する人たちから登山ができなるのではという不安が寄せられていました。
登録後、現時点では登山への新しい法律や規制はなく、通常どおり登山することが可能です。
ただし、今後の観光客の増加状況によっては、自然環境を守るために、登山客の集中利用を緩和することも検討されているようです。
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まとめ
ユネスコエコパークとはなにか、南アルプス市にはどのような特色があるのかについて解説しました。
これから移住を考えている方は、エコパークについて理解しておきましょう。
機能や地域を理解したうえで、大自然での生活を楽しんでください。
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