住宅購入を検討している方へ!オーバーローンについて概要や注意点などを解説
今回は「住宅購入におけるオーバーローン」について解説します。
住宅購入において、オーバーローンとはどういう状態をいうのか、まずはそれを解説したうえで、オーバーローン状態での住宅購入の注意点やリスクなどもご説明しますので、住宅購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
住宅購入におけるオーバーローンとはどういう状態のこと?
住宅購入におけるオーバーローンとは、「その住宅の購入価格を超えた金額を借り入れる」という状態のことを指します。
要するに「頭金ゼロどころか、印紙税や登録免許税、不動産取得税、融資手数料などの諸費用も含めて住宅ローンで借りる状態」がオーバーローン状態、ということになります。
ちなみに「諸費用は自己資金で支払うが、頭金ゼロで住宅購入価格全額を住宅ローンで借りる」という状態はフルローンと呼ばれます。
オーバーローンで物件購入をする際に知っておきたい注意点とは?
住宅購入価格全額だけでなく諸費用まで含めて住宅ローンとして借りるオーバーローンは「購入したい住宅が見つかったが自己資金がまだ貯まっていない」という方でも住宅購入ができるという点が大きなメリットですが、もちろん注意点もあります。
「諸費用まで含めて借りるだけに、諸費用や頭金を用意した方と比べるとその後の返済負担が大きくなる」というのはもちろんのこと「売却できなくなる可能性もある」という点も、注意しなければいけません。
なぜ売却できなくなるのかというと、住宅ローン残債が売却価格を上回った状態だと住宅ローンの完済ができない=抵当権が抹消できない、という状態になってしまうからです。
この場合、別途自己資金を用意するなどして、住宅ローン残債を減らし売却価格のほうを高い状態にしてからでなければ、売却できません。
また諸費用分は住宅ローンとは別枠で貸し付けをおこなう金融機関もあり、これも注意が必要です。
住宅ローンとして諸費用分も借りられれば低金利で済むのですが、諸費用分を別枠で借りた場合、その分は金利が高くなってしまいます。
オーバーローン状態での住宅購入に関するリスクも知っておこう!
オーバーローン状態での住宅購入に関するリスクとしてはまず、前述のとおり「売却したくなっても、住宅ローン残債が売却価格を上回っている状態では売却できない」というのが挙げられます。
またペアローンや連帯債務など、夫婦共同で住宅ローンを組んで住宅購入をした場合も注意が必要です。
返済負担をどうするのか、抵当権抹消するために「売却代金だけでは足りないお金」をどう用立てするか、などで揉めることも少なくありません。
まとめ
今回は住宅購入におけるオーバーローンとはどういうものか、その概要を解説したうえで、オーバーローン状態で住宅購入をする際の注意点やリスクなどもご説明しました。
自己資金なしでも住宅購入ができる、という強みがあるものの、注意点や大きなリスクもありますので「たとえオーバーローンになっても家を買うかどうか」は慎重に検討してください。
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