住み替えで資金計画を立てるときに確認すること・ポイント・注意点をご紹介
今住んでいる家を住み替えたいと考えたとき、単純に引っ越しをするという意識では、失敗してしまう可能性があります。
資金計画を立てて、今ある家をできるだけ高く売ることが、重要なポイントとなります。
そこで今回は、住み替えで資金計画を立てるときのポイントや注意点をご説明しますので、参考にしてみてください。
住み替えで資金計画を立てるときに確認すべきこと
不動産を売却するときは、抵当権が抹消されている必要があるので、まず「住宅ローン残債」の金額を確認しましょう。
借り入れた金融機関のWEBサイト、金融機関が発行する住宅ローン残高証明書、返済予定表で確認できます。
次は、いま住んでいる不動産の売却価格を確認することです。
不動産売却で得たお金を使って、住宅ローンの返済をおこなう必要があるので、しっかりと価格を確認しましょう。
最後は、住み替えに使える自己資金の確認をします。
不動産売却でまかなえることが理想的ですが、そうもいかないことが多いかと思います。
住宅ローンを完済させるには、自己資金も必要になるということもあるでしょう。
そのような事態に備えて、自己資金を確認してみてください。
住み替えにおける資金計画のポイントとは？
住み替えをおこなってから、新生活で家計が破綻しないように資金計画のポイントをご説明します。
1つ目のポイントは、住宅ローンの返済額を、将来的に支払い続けられる額にすることです。
いま現在ではなく、将来を基準にして金額を決めてみましょう。
2つ目のポイントは、購入資金の借り入れ期間と金額を利用可能な上限にしないことです。
住宅ローンは一般に最長で50年の借り入れ期間、年収の7倍までの金額を設定することができますが、上限で借りてしまうと退職後に苦しくなる可能性があります。
65歳で完済できる期間と年収の25％が年間の返済額になるようなプランが、理想といえるでしょう。
3つ目のポイントは、生活予備費を残すことです。
想定外の事態に備える資金として、生活費の3～6か月分を予備費として備えておくと良いでしょう。
住み替えにおける資金計画の注意点とは？
住み替えには、2つのパターンがあり、それぞれに注意点があります。
買い先行型という、先に住み替え先の不動産を購入する方法があります。
こちらは、仮住まいが不要ですが、注意点としてダブルローンになる可能性があげられます。
つまり、現在の家のローンを支払いながら、住み替え先の家のローン融資を受けるという状態です。
もう1つは、売り先行型という、先に現在の家を売却してから、住み替え先を探す方法です。
こちらの注意点は、仮住まいの費用、引っ越しの費用が多くなってしまうことです。
まとめ
住み替えをする際には、先に家を買うのか、先に家を売るのかを考えて、どのような資金計画を立てるかによりその後の生活が決まります。
将来のことを考えて、より良い方法を選択できるように、しっかりと資金計画を立てましょう。
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