中古住宅の既存住宅売買瑕疵保険とは?利用の流れも解説!
中古住宅は価格が安い一方、すでに誰かによって使われているため、建物がいくらか傷んでいるものです。
想像よりも傷みが進んでいる家を知らずに買って損をしないよう、買主としても対策を考えておきたいところです。
今回は、中古住宅を買う際に役立つ既存住宅売買瑕疵保険の概要や利用の流れを解説します。
流れの前にチェック!中古住宅の既存住宅売買瑕疵保険とは?
既存住宅売買瑕疵保険とは、買主の保護を目的に作られた保険制度です。
購入した中古住宅に瑕疵があった際、修繕費用として保険金が下りるため、買主が自費で建物を直す必要がなくなります。
ただし、建物のなかで補償の対象とされるのは、構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防ぐ部分の2か所のみです。
また、保険期間や支払い金額にも限度があるため、どのような傷みも保険で直せるとは限りません。
思っていたような補償を受けられなくて困らないよう、保険の条件は事前にしっかり確認することが大切です。
▼この記事も読まれています
戸建てに表札を出さないメリットとデメリットとは?おすすめの付け方もご紹介
宅建業者が売る中古住宅での既存住宅売買瑕疵保険の流れ
売主が宅建業者の場合、中古住宅に既存住宅売買瑕疵保険を付与する手続きは売主がおこないます。
売主が保険法人まで加入の申し込みをすると、売り出されている住宅が検査され、問題なければ加入となるのです。
物件の引き渡し後に瑕疵が見つかって修繕が実施される際、保険金は基本的に売主へと支払われますが、もし売主が倒産していれば買主に直接渡されます。
なお、保険期間は2年または5年であり、保険金は500万円または1,000万円です。
ただし、商品によって保険の諸条件は変わるので、詳細は保険が実際に付与されるときに個別に確認しましょう。
▼この記事も読まれています
「耐震等級」の調べ方とは?等級を認定するための費用
個人が売る中古住宅での既存住宅売買瑕疵保険の流れ
売主が個人の場合、中古住宅の保険付与の手続きは売主から売却依頼を受けた不動産会社がおこないます。
ただし、不動産会社への依頼は買主からおこなえるケースもあるため、必要に応じて買主側からの依頼も検討すると良いでしょう。
依頼を受けた不動産会社は保険加入の申し込みや物件の現状確認をおこない、保険法人による検査が終わるのを待ちます。
検査が無事に終われば加入となり、実際に建物を修繕する際には不動産会社に対して保険金が下ります。
不動産会社が倒産している場合は買主へと資金が直接渡されるので、事業者が倒産していても問題はありません。
保険期間は1年、2年または5年、保険金は200万円、500万円または1,000万円です。
▼この記事も読まれています
山梨県南アルプス市にある「法源寺」の概要と特徴をご紹介!
まとめ
既存住宅売買瑕疵保険とは、買主保護のために作られた、建物の修繕費用が補償される保険です。
保険付与の流れは売主によって変わり、売主が宅建業者の場合は売主が、個人の場合は仲介する不動産会社が手続きを進めるものなのでご注意ください。
南プス不動産相談窓口COCOCARAは、南アルプス市を中心に売買仲介を専門としております。
お客様のご希望に真摯にお応えいたしますので、南アルプス市の不動産に関する悩みがございましたらお気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
南プス不動産相談窓口COCOCARA メディア担当
南プス不動産相談窓口は、南アルプス市エリアの不動産情報を豊富に取り扱う不動産会社です。新築戸建てを探している、土地の売買で困っている、などの方に有益な情報をお届けできるよう当サイトのブログでも不動産に関連した情報をご紹介します。